今、コロナウイルス感染者が乗っていてニュースになっている、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。
乗客定員2709人、乗組員数1100人の大型客船です。
豪華な客室やレストラン、シアターやスパなど充実した施設のため人気のクルーズ船なのです。
そんな大勢が乗っているクルーズ船から5日、結果が判明した31人分のうち10人のコロナウイルス感染が確認されたのです。
16日間で台湾やベトナム、日本をめぐる旅
先月の20日から「横浜→鹿児島→香港→ベトナム→台湾→那覇」を16日間でめぐり、今月4日に横浜港に到着する予定でした。
感染者第一号は、香港に住む80歳の男性。
男性は乗船する前日から咳の症状があったのにも関わらず、横浜港からクルーズ船に乗船。
そしてまずはじめに鹿児島で下船し、船の乗客を対象としたバスツアーに参加していたそうです。
その後、その男性は鹿児島の次の香港で下船したようなので、おそらく船内はもちろんバスツアーで濃厚接触をした人々が感染していったのでしょう・・・。
バスツアー参加者から2人の感染確認
バスツアーにはクルーズ船の乗客40人が参加し、午前中から半日かけて県内の観光地を回ったそうです。
どこを回ったのか気になるところですが・・・。
その後、バスツアーの参加者のうち感染者の80歳の男性を含む4人が香港で下船し、残り36人はそのままクルーズ船でベトナム、台湾、那覇を経由して横浜に向かいました。
この36人をウイルス検査を実施したところ、2人の感染が確認されたのです。
最低14日間は横浜港で停泊
検査は各地で出された分析結果を国立感染症研究所に渡し、最終的な判断を行うため、複数日かかるようで、その間乗客は下船することができないため、全員それぞれの部屋にとどまるように言われているようです。
共有スペースに行けず、部屋に閉じ込められている状態なので乗客からは様々な意見が飛び交っているようです。
・妻が使っている薬が間もなく切れるので一刻も早く対応してほしい
・私達が降りないことによって感染を防ぐことは大切なこと
・食料が届くのが遅い
・乗務員の対応がすべて遅い
・私はガンで毎日にんじんジュースを飲んでいるのに頼んでも来ない
一番最後の意見は酷いですね。この緊急事態によく言えたもんです・・・。
まとめ
今現在、クルーズ船の乗客で検査結果が出たのは、たったの31人分。そのうち陽性反応だったのが10人。
つまり、約3分の1が陽性反応という驚異的な数字です。
乗客3700人あまりの検査結果を考えるととても恐ろしいですね・・・。
船内だけではなく、春節でたくさんの中国人の方が日本に来日しました。潜伏期間は2週間・・・。
2週間後にどれだけの感染者が日本で出るのか不安です。